先日、食材を買いに行ったスーパーで、珍しいものを発見しました。
紫キャベツです。紫キャベツが玉で売ってるのって珍しいなと思い、何も考えずに買って帰りました。
家で夕食の準備をしていた時に、紫キャベツをサラダにしようと思い、洗った時に出た水が、本当に自然の色とは思えないほど美しい色だったので、子供たちを呼んで見せると子供たちは大喜び。
長女が「ジュース屋さんごっこしよう!」と言ったので閃いた!
ジュース屋さんだったら、色んな色のジュースがないとね。
という事で、思いついたのが、今までに何度もした色水遊びの実験。
色んな花や植物の色水の色を変える実験を思い出して、紫キャベツでもやってみることに。
さらに、この色水を何かに使えないかなと考えてたところ、イースターも近いし卵を染める事ってできないだろうかと思いやってみることに。


ちなみに、うちで愛用している子供用の事典、「しぜんとかがくのはっけん! 366」という本に色水遊びは載っていました。
こちらの事典、子供が聞いてくるどうして?という疑問はたいてい載っていて、すぐに調べる事ができて重宝してます。
まず、今回は卵を染めるということで、衛生面を考えて紫キャベツを洗った後、お湯で煮ました。煮た方がしっかりと紫色が出ますね。水とキャベツの分量は適当です。

その後、できた色水を3つのカップに分けて入れます。

三つに分けた色水のうちの一つのカップに酢、もう一つのカップには重曹を入れます。量は少しずつ様子を見ながら調整します(特に重曹)。
※重曹は掃除用の重曹と料理用の重曹がありますが、今回は料理用の重曹を使ってください。

すると、ほら!魔法みたいに色が変わった!

色が変わった色水の中に殻をむいたゆで卵を入れます。(イースターで使う卵はゆで卵を剥かずにそのまま入れます)
色水が完全に冷めてない場合は、念のため冷蔵庫に入れて置いた方がいいかな。
2時間ほどしたら上下をひっくり返すと卵の色ムラができません。
※この時に注意したいのが、他の色水を触った手やスプーンで他の色水を触らないこと。
触ってしまうと、数時間後に違う色になっていることがあります。

私の方がテンション上がった。イースターやパーティーなんかに使えそう。
半日ほど冷蔵庫で保存して色水から取り出してみると、ほら!
パステルカラーの可愛いゆで卵の出来上がり〜!
※ここで気をつけたいのが、色水から取り出した卵はしっかりとキッチンペーパーなどで水気を拭き取り、隣の卵から出た水分と混ぜないようにすること。水気が残っていると、隣の卵の色がうつって全部同じ卵の色になってしまいます。。。
今回は、このゆで卵を普通に切って食べちゃったけど、次回はこれを使ったパーティーメニューなんかも考えられるなと!
また料理に挑戦したら記事を更新します〜。
なぜ紫キャベツの色が変わったのか?
アントシアニンは青紫色の野菜や植物に色をつけている色素のこと。
紫陽花の花や、ブルーベリー、ブドウ、ナスの皮など紫色っぽいものに含まれています。
植物は太陽光によってダメージを受けるのを防ぐため、色素を生成します。
このアントシアニンに何かを混ぜるとph(ペーハー)が変化して構造が変わり、色に変化が起きるのです。
お酢やレモンのように、すっぱい味のするものは酸性なので、アントシアニンと混ぜると酸性の赤色に近づき、重曹のように苦い味のするものはアルカリ性で、混ぜると青色に近づきます。(中性は、酸性とアルカリ性のちょうど中間の性質)
